武市 志津香(たけいち しずか)さん
現住所:徳島県阿南市宝田町
経営品目(面積):きゅうり(11a)
おすすめのきゅうり料理:塩昆布漬け、浅漬け、ナムル
趣 味:編みもの、カラオケ
経 歴:
徳島県阿南市出身
専門学校卒業後、歯科衛生士として勤務し、給食センターで調理補助員として9年間勤務
2017年 就農
雨垂れ石を穿つ~小さなことからコツコツと~
就農のきっかけを教えてください
親戚や知人にきゅうり農家がいたこともあり、以前から農業に興味がありました。
その親戚や知人のきゅうり農家から就農を勧められたことと、農業次世代人材投資資金(現:就農準備資金・経営開始資金)を活用しハウスを建てられることを知ったことが決め手となり、就農しました。
就農してから困ったこと、分からないことがあれば、近隣のきゅうり農家や農業支援センターの普及員に教えていただき、就農をサポートしてくれる方が近くにいたことが助けになりました。農業でも人とのつながりを持つことが大切だと思います。些細なことでも相談できたり、定植作業時にきゅうり農家の仲間と協力して農作業を進めれたりするので、農業をするのであれば横のつながりを大切にしてください。
きゅうりの栽培について教えてください
きゅうりは、1本の主枝から4本の側枝を伸ばす「つる下ろし栽培」で育てています。「つる下ろし栽培」は効率的で安定した生産が可能な栽培方法です。
作業効率を高めるために、生長に合わせて古い葉を切り取り、伸びたつるを下ろして誘引クリップで留め直して高さを調整しています。また、温度、湿度、二酸化炭素(CO₂)濃度を自動管理し、ハウス内の温度も最低12℃~最高30℃に維持するとともに、湿度を保つため、畝間にわらやもみ殻を敷きつめています。
年間のスケジュールとしては、9月頃に土づくりを行い、10月の中下旬に定植、12月下旬から6月末頃まで収穫を行います。
農業を続けていく秘訣は
全力で向き合い適度に息抜きをすることが農業を続けていく上で大切だと思います。
きゅうり農家は一度収穫作業が始まると半年程は休みがありません。
これだけ聞くと大変に聞こえますが、農家は自分で作業する時間を決めることができますので、オフの日は友達とショッピングをしたり、映画を見に行ったりと自分の好きなように時間を使えることが農業の魅力です。
これから農業を始める方へエールをお願いします!
「天候に左右されやすく経営が安定しないのではないか」、「力作業が多く女性には大変ではないのか」と思われるかもしれませんが、「頑張ったら頑張った分だけ結果を出せるのが農業」だと私は思います。
また、農業は高齢者が多いイメージですが、若い世代や女性も増えています。積極的に他の農業者とつながりを持ちながら、楽しく農業をして欲しいです。
一緒に頑張りましょう!!