農業法人

農業法人の基礎知識

農業法人とは、どのような法人ですか

  1. 農業法人とは、大雑把にいうと、法人形態で企業的な農業を営んでいる農家(農業経営者)のことです。
    既存の農業法人の組織形態には、「農事組合法人」と呼ばれる組合法人と、「株式会社」「合同会社」「合名会社」などの会社法人タイプがあります。
  2. その多くは、「特例(※)有限会社」形態ですが、残りは殆どが「農事組合法人」です。農事組合法人も会社法人も組織運営のスタイルに差があるだけで、就業する上で大きな違いはありません。
    ※商法改正で、「有限会社」は廃止され、「株式会社」として存続することになったが、社名の変更も強制されないため、現在も有限会社を名乗る企業が多数存在します。
  3. 農家といえば、家族経営というイメージがあるかもしれませんが、勿論、農業法人の中には、家族だけで設立した法人も数多くありますし、また、従業員が30人を超える規模の大きな法人まで様々なタイプがあります。
  4. 経営内容も、単一作目は少数で殆どの法人が、例えば、水稲と野菜あるいは果樹といった”複合経営”に取り組んでいるのも農業法人の特徴です。
    最近では、農業生産に限らず、加工・販売分野まで拡大するなど経営の多角化をめざしている農業法人も見受けられます。
    経営の拡大や多角化の進展によって、雇用を必要とする農業法人が徐々に増えています。

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